エールの交換(jiveからそらへ)
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[そらさんへ]
メールをもらって、友だちになって、じゃ、そらさんの家に遊びに行こう!ということになった。
あれはいつ頃なんだっけ、もう思い出せないや。
会って話をして、帰り道、車の中で、僕は、とても寂しい気持ちになった。
メール交換をしていた頃、そらさんは、自分の写真を携帯で撮って送ってくれた。実際に会ったそらさんは、写真よりずっとずっとかわいかったけれど、どこか寂しさを感じさせる、という点では、写真も実物も一緒だった。
「ブログの作り方を教えてください」そこから始まった友人関係。
たくさん話をした、そらさんが書き始めたブログも読んだ。
彼女が、クロロ96さんや、僕のブログをずっと読んでくれていたことも分かった。
僕は思った。それは直観に近いものだった。
『この人が“3人目”だ!』この人の言葉には力がある。
しばらく悩んでからメールを送った。「余命宣告.comの仲間になりませんか?」
すぐに返事が来た。「よろしくお願いします」
そらさんは、女性なので、写真の掲載は控えようと考えていたのだけれど、「同じような境遇で悩んでいる人の力になるためには、自分が顔を出して、ああ、こういう人もいるんだってことを知ってもらいたい」と、快諾してくれた。
「自分を知ってもらいたい」と言うのは簡単だけど、「同じような境遇の人に共感してもらえれば」という想いから、自分のことを書こうと思えるなんて、この人は、すごいと思った。
やっぱり、間違いなく『3人目』だ。夜のベランダで星を見ながら、クロロ96くんに報告した。「おい、次のメンバーは、かわいい女の子だぜー」
ペンネームを使っているとは言え、顔を掲載して、自分のことを書くのは勇気が要る。
しかも、そらさんは、前向きなメッセージだけではなく、ちゃんと、自分の弱い部分や、葛藤も、言葉に置き換えて発信している。すごいことだと思う。
講演会第2回の開催もすぐに決まった。
そらさんは、自分のことを、率直に、そして前向きに話してくれた。嬉しかった。
そらさんは今、次の自分に向けて、毎日、努力している。
目のこともあるのに、コンピュータの技術を習得しようとしている。
そして、いろいろなアルバイトに挑戦している。何度も失敗しているみたいだけれど、そんなふうに、いろんなことに挑戦できるって、臆病な僕には到底できないことだから、すごいと思うよ。
からだに無理はしてほしくないけれど、でも、頑張るそらさんを応援することで、僕は、いつも勇気をもらっているよ。ありがとう。
先日、そらさんと、妻と、僕との3人で、野外コンサートに行った。撮影した写真を家のパソコンで見た。そらさんは、とても、いい顔をしていた。
「幸せ」の定義って、難しいけれど、僕は、とにかく、そらさんに、幸せになってほしい。たくさん苦労してきたみたいだから、そして、そのことを、さらりと口に出せる、そらさんだから、きっと幸せになれると思う。
寂しさと、強さと、弱さと、悲しみと、優しさと、ときには毒舌で、そして、なによりまっすぐな正義感。
そらさんは、とても素敵な人です。
いつも応援しているよ。そして、こうして、一緒にホームページを作ったり、講演をしたり、遊びに行ったりできることを、とても幸せに思っています。
そらさん、ありがとう。これからもよろしくね。
(jive宇都宮 2008.9.22)